妊娠・出産・産後のためのメキシコ・マヤの教えメモ
以前メキシコに住んでいて、出産したときに教えてもらった知恵のメモ。
メキシコの市場にはドライハーブやスパイスが、なんやかんやわけのわからない草と共に薬草屋さんとして売られています。
普通に薬草を日常的に利用しているんです。ホメオパシーの医院も普通に利用されているし、いわゆる自然療法とか代替医療とか呼ばれているものが、西洋的な病院と同列で存在しています。
そんな環境の国で助産院で出産したときにけっこういろんな薬草の使い方なんかを教えてもらいました。だいたい忘れたんだけど、使えるなーと思ったいくつかのメモです。
*ジンジャーティー*
つわりの吐き気や、胸焼けに。
*シナモンティー*
産後の子宮収縮に。
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*シナモンジンジャーハニーtea*
は、産後の子宮収縮やおっぱいの出、体を温める効果などなどの合わせわざとして、産後のお母さんたちによく出してました。ふつうにすごいおいしいので人気でした。
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●おっぱいの出がよくなるもの●
イノホ、フェネグリーク、ごま、シナモンを煮出したお茶。
黒ビール。
アトレ(とうもろこしの粉をといたメキシコの飲み物)
オートミールをどろどろに炊いたおかゆ。
チアシード。
●産後の会陰のいたみに●
アロエ、ローズマリー、この写真のむらさきの花(庭に咲いてたやつ)を
最低2時間煮込んで、腰湯する。
●赤ちゃんのじゅくじゅくした赤みに●
アロエクリーム(うちではアロエにしました)をぬって、
コーンスターチや米粉をはたく。
陣痛の時間には安産のお茶、ラズベリーリーフにはちみつを入れて飲んでいます。
日本にも昔ながらの知恵とかいっぱいあるけど、ちがう文明の歴史の中で発見されてきた知恵も取り入れていけたら最高ですね。
※上の薬草の利用法はマヤ民族の知恵もあるけれど、ヨーロッパの人々がもたらした知恵もあります。どれがどれなのかもはやわからないので悪しからず。
道草レシピ 完熟生梅の入った、なすの煮浸
梅は梅干し、梅ジュース、梅肉エキス、なんかに加工するもんですが、
あんまり生のまま食べることってないです。
でも生の梅ってかなりおいしい。そのままでもけっこうすっぱいけど、完熟の梅は甘みもあっておいしい。
生のまま種をとって包丁でたたいて塩をまぶして10分ほどおくと、
即席生梅干しになります。
これは梅干しみたいなのにもっとフレッシュでフルーティ。おすすめです。
そんな生の梅を使ったレシピです。
道草レシピ 完熟生梅の入った、なすの煮浸
煮びたし系にフレッシュな完熟梅いれるとむちゃんこうまいよー。今だけしか味わえない、フルーティな酸味。
我が家は、この時期梅ジュースになりそびれた梅が
冷凍庫に詰まっているので、凍ったまま放り込んでやります。
●材料
なす
厚揚げ
かつおだし
しょうゆ
みりん
さけ
塩
完熟梅
●つくりかた
少し多めの油で炒めて、おだしいれて、味付け。
完熟梅を入れてつぶしながら煮る。
ちなみに梅肉エキスの作り方は↓こちら
道草レシピ マコモのチンジャオロース
マコモは古来から日本に自生する数少ない野菜の一つ。
湿地に生えるイネ科で稲に似ていて、じっさい田んぼで栽培したりもしています。
日本人にとっては、ドングリと共に縄文人の命を繋いできたDNAに刻みこまれた食材かもしれない。
昔から神事にも大事な植物で、薦(こも)といわれる神事のときの敷物にマコモが使われています。
栄養価も高いし、自生できる植物だけあって無農薬栽培がしやすい新しい時代のスローフードです。
クセがなくて、たけのこみたいな、なすみたいな感じなので、いろんな調理に向いています。炒めてもいいし、味噌汁の具にもなるし、パン粉をつけてあげてもおいしい。
中華にもよく合うので、おすすめのレシピはこちらでーす。
道草レシピ マコモのチンジャオロース
●材料
マコモ
ピーマン
厚揚げ
しょうが
オイスターソース
しょうゆ
ごま油
塩こしょう
●つくりかた
①マコモ、ピーマンは千切り。厚揚げはスライス。
②フライパンにごま油、しょうがいれ、いい香りがしてきた材料入れて炒めて、味付け。
旬は秋なので、どこかで見つけたら食べてみよう。けっこう産直や道の駅にあるよ。
道草レシピ 金柑ピクルス
金柑は中国原産のちっちゃい柑橘類。
見ためも小さくてかわいい。別名に姫橘(ヒメタチバナ)とつけられるくらい昔からかわいいと思われてるんだろうなー。
小さいけど皮ごと食べられるし、まるんとしていてけっこう使える食材です。
皮にはビタミンPという血流改善や花粉症予防、抗炎症作用なんかがあって、陳皮と同じ薬効があります。陳皮よりいっぱい食べられるのがいい!
ただビタミンPは加熱すると壊れるので、薬効を期待するのならレシピが限られてきます。
メジャーな食べ方は生でかじるか、甘露煮。
あとは、今年試してみたドライ金柑がおすすめ。
スライスしたものを薪ストーブの横に並べてます。
一日でドライになるし、すっぱさがいいかんじ。
うちの薪ストーブ周辺は、はっさくピール、金柑、干物、月桃
乾かすものがわんさか並んでます。
それからピクルスもおすすめです。レシピをどうぞ。
道草レシピ 金柑ピクルス
●材料
きんかん 500グラム(半分にきって、種をとったもの)
白ワイン 500グラム
お酢 250グラム
塩 20グラム
砂糖 60グラム
レモングラス
ローリエ
(お好みのハーブ)
●つくりかた
①ピクルス液を煮立たせる
②きんかんをいれ、2分ほど煮立たせる
③煮沸したビンにいれ、脱気させる。
咳やノドによくて風邪の予防にもなる金柑をいろいろ試してみてね。
道草レシピ 干しつくし
つくし(土筆)。
トクサ科のスギナの子です。スギナもお茶にしたりテンプラにしたりできますが、やっぱりメジャーなのはつくし。
子と言ってもつくしを置いておくとスギナになるわけじゃなくて、根っこから別にスギナを出すのです。根っこがすごいから「地獄草」という別名もあります。
自然農的には酸性土壌を見る目安でもあり、地中のカルシウムを地表に運び上げてくれる役目をもつ雑草ということになります。
ではでは、干しつくしをつくってみましょう~。
道草レシピ 干しつくし
●つくりかた
①ハカマをとったつくしを7,8分蒸す。
②からからになるまで干す。
野草の本には、スルメみたいってかいてるけど
どうなのか??
道草屋では、水で戻して、炊き込みご飯にしたりしています。
音楽をつくる。~セルフレコーディングのすすめ~
自給自足のような暮らしをしていて、よくあるのが「食」の自給。
畑や田んぼを耕して狩りをして、採集する。保存食を作る。
そんな「食」の自給ももちろんとても重要なのだけれど、道草屋はもう少し広げて衣・食・住・音・祭・場を手作りしています。
「音」は音楽です。
バンドを作って練習するのはもちろん、ライブをやったり、音源を作ったり、楽器を作ったり、映像を作ったり、けっこうクリエイティブにいろんなことに広がる音楽。
セルフレコーディングも、音楽という作品を作るという意味以外に、どうやってその状況を生み出すか、どうやって録るか考えるすごいクリエイティブな時間になります。
ぼくらの音楽は、人生や生活を音楽にかけているわけでもないし、お金もないし、あるのはいろんなアイデアと知恵と楽しむ心だけ。
あーだこーだいいながらレコーディングが始まった。
使った機材は5chのミキサーとMTR、マイクと楽器くらい。
わちゃわちゃしている。
マイクスタンドもないので椅子やらなんやらに無理矢理マイクをくっつけたり、
マイクが断線していて、半田付けからやりなおしたり。
部屋中にシーツやら布やら張ってインスタント防音部屋をこしらえる。
途中で力尽きて寝る人も。
ミックスダウン。とにかく何回も聞いて話して、決めて、やっぱりやり直したり、セルフレコーディングだから時間もエネルギーも思っただけかけられる。
曲名とか歌詞カードとかいろんなことを決めたり。
そうやって作り上げる音源。けっこう大変だけど、かなり楽しい。
CDにはんこをおして完成!
セルフレコーディングおすすめです。手作りする楽しさの原点みたいなのがあります。
PV(映像)もいきおいで作る。このお話はまたの機会に。
家でろうけつ染めをする。
インドネシアではバティック、日本語ではろうけつ染め。
なんか布をいい感じにしたいなーってときにおすすめなのが、草木染めと並んでこのろうけつ染め。
インドネシアではチャンチンという道具を使ってするのですが、
壷のとこに溶かしたロウを入れて先から出しながら布に描いていきます。
これがけっこう難しいし、なんかぐだぐだになります。そもそも持ってないしって思うし。
でも、ちょっとしたろうけつ染めなら、てきとうな道具で家でやれちゃいます。
要るものは
・空き缶 2個
・筆
・ろうそく だけ。
まずは空き缶を一つ真ん中で切ってコップみたいな形にします。
もう一つは上を缶切りで切って、側面も開けます。そこに火をともしたろうそくを入れて、上にコップ型にした缶にロウソクのロウだけ入れて熱します。
あとは液状になったロウを筆につけながら描いていくだけ。
インクをつけながら字を書くみたいな感じ。
描けたら水に染料を溶いて染めたら、最後にお湯にくぐらせてロウをとります。
簡単な図柄ならけっこういけます。